こんにちは、Kurochuです( ^ω^ )
この記事では、
東証一部に上場しているファーストリテイリング(9983)の
業績・株価・配当金・利回り・権利確定日
などについて最新情報をまとめています。
会社概要
六本木本部(ミッドタウン・タワー)
株式会社ファーストリテイリング(英文社名:FAST RETAILING CO., LTD.、略称: ファストリ)は、柳井正によって創設され、株式会社ユニクロや株式会社ジーユーなどの衣料品会社を傘下にもつ持株会社です。
世界のカジュアル衣料品の企業の中での売り上げはZARAを擁するインディテックス(スペイン)、H&M(スウェーデン)に並ぶ規模を誇り、時価総額も業界トップクラスとして知られています。また、同社株式は日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つ。
世界的な衣料品企業を目指し、積極的に海外展開およびM&Aを行いグループを拡大しています。
歴史・沿革
会社創業期
ファーストリテイリングの歴史は、1949年まで遡ります。
同年、二代目社長である柳井正(やない ただし)氏の父 柳井等(やない ひとし)氏が山口県宇部市で個人事業として「メンズショップ小郡商事」を創業したのち、1963年に法人化を行ない、小郡商事株式会社(現:ファーストリテイリング)を設立します。
柳井正氏は早稲田大卒業後、ジャスコに就職したものの約9ヶ月で退職。柳井等氏から家業を手伝うように言われ、1972年に小郡商事株式会社に入社します。
その後、1984年に正式に社長となり、同年に新しいカジュアル衣服店としてスタートしたのが「ユニーク・クロージング・ウェアハウス」(通称:ユニクロ)でした。
オープンした一号店は活況で、初日の早朝から行列ができるほどでした。同店で取り入れられた「低価格」「カジュアル特化」「完全セルフ販売」は、柳井氏が欧米を視察する中で見た、急成長していたセルフ販売カジュアルチェーンのスタイルを導入したとされています。
バブル経済崩壊後
1991年、ファーストリテイリングへと社名を変更し、1994年7月に広島証券取引所に上場を果たします。その後、1996年に東京都渋谷区に東京事務所を開設し、翌年に東京証券取引所二部に上場しました。
1998年には、ユニクロの「フリース」が全国的大ヒット。バブル崩壊後のデフレ経済下において、1,900円という低価格と、その割に暖かいという機能性が大衆に受け入れられました。この頃には、「ユニクロを着ると服がかぶる」と言われるまでに大衆に浸透し、「デフレ経済の覇者」として知られる存在になりました。
その後、1999年に東京証券取引所市場第一部銘柄に指定されています。
〜現在(2023年)
2000年には渋谷区に東京本部を開設、2001年には海外進出の第一歩としてイギリスのロンドンに出店するなど、事業を海外に展開していきます。
その後、2004年にはアパレルブランド「セオリー」を展開するリンク・インターナショナルへ出資、ナショナルスタンダードを子会社化するなど、多角的な事業基盤を目指し、M&Aを積極的に行なうと同時に、多様なブランドを展開します。
翌年には韓国、米国、香港にユニクロ店舗を出店し、持株会社体制への移行を実現しました。
また、2006年には低価格志向の若者向けカジュアル衣料品ブランド「GU」第一号店を出店しています。
ファーストリテイリング(9983)の業績
ここからは、ファーストリテイリング(9983)の業績についてチェックしていきます。
売上高 / 純利益率の推移
ファーストリテイリング(9983)の過去5年分の売上高、および純利益率(当期純利益 ÷ 売上高)を掲載しています。
通貨単位:JPY in Million
過去5年間のファーストリテイリング(9983)の売上高、および純利益マージンを見ると、売上高増減率は +8.03% 、平均純利益率は 7.74% となっています。また、売上高の年平均成長率(CAGR)は +1.95% を記録しています。
事業セグメント別売上高
ファーストリテイリング(9983)の2022年度の事業セグメント別売上高を掲載しています。
通貨単位:JPY in Million
ファーストリテイリング(9983)の事業セグメントは、 ユニクロ、インターナショナル(48.60%) 、 ユニクロ、日本(35.20%) 、 グー(10.70%) 、 グローバル、ブランド(5.40%) 、 その他(0.10%) から構成されています。
地域セグメント別売上高
ファーストリテイリング(9983)の2022年度の地域セグメント別売上高を掲載しています。
通貨単位:JPY in Million
ファーストリテイリング(9983)の地域セグメントは、 日本(47.00%) 、 海外(その他)(33.60%) 、 中国(19.40%) から構成されています。
ファーストリテイリング(9983)の株価
ここからは、ファーストリテイリング(9983)の株価についてチェックしていきます。
株価に関する参考指標
ファーストリテイリング(9983)の参考指標を掲載しています。
参考指標 | |
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時価総額 | 8,436,038百万円(01/06) |
発行済株式数 | 106,073,656株(01/06) |
配当利回り(会社予想) | 0.87%(01/06) |
1株配当(会社予想) | 690.00(2023/08) |
PER(会社予想) | (連)35.34倍(01/06) |
PBR(実績) | (連)5.20倍(01/06) |
EPS(会社予想) | (連)2,250.72(2023/08) |
BPS(実績) | (連)15,281.90(2022/08) |
最低購入代金 | 7,953,000(01/06) |
単元株数 | 100株 |
年初来高値 | 88,230(22/08/17) |
年初来安値 | 54,310(22/03/16) |
株価推移
ファーストリテイリング(9983)の過去10年分の株価を掲載しています。
通貨単位:JPY
10年間のファーストリテイリング(9983)の株価推移を見ると、騰落率が +216.67% 、高値が 105,000円 、底値が 25,430円 となっています。
ファーストリテイリング(9983)の配当金
ここからは、ファーストリテイリング(9983)の配当金についてチェックしていきます。
配当金総額 / 配当性向の推移
ファーストリテイリング(9983)の過去10年間の配当金総額および配当性向(税引後利益 ÷ 配当金総額)の推移を掲載しています。
通貨単位:JPY Million
ファーストリテイリング(9983)の配当金総額を10年前と比較すると、騰落率は +114.40% 、年平均成長率(CAGR)は +8.84% となっています。
また、日系上場企業の平均配当性向が30%〜40%と言われている中、ファーストリテイリング(9983)の過去10年間の平均配当性向は 37.12% を記録しています。
一株当たり配当金推移
ファーストリテイリング(9983)の過去10年間の配当金推移(一株あたり)を掲載しています。
通貨単位:JPY
ファーストリテイリング(9983)の一株当たり配当金を10年前と比較すると、騰落率は +113.79% 、年平均成長率(CAGR)は +8.81% となっています。
また、次回の年間配当金は 230円 (中間配当: 115円 、期末配当: 115円 )と予想されています。
ファーストリテイリング(9983)の配当金はいつ貰えるのか
次回配当金権利付き最終日
ファーストリテイリング(9983)の配当金(または株主優待)を貰うためには、『権利付き最終日』に株を保有している必要があります。
↓ファーストリテイリング(9983)の権利付き最終日↓
期末配当:2023年02月24日 / 中間配当:2023年08月29日
次回配当金権利落ち日
『権利落ち日』の市場開場まで株式を所有し続けることで、配当金(または株主優待)を貰う権利は確定されます。
「権利落ち日の市場開場まで」と規程されているため、『権利落ち日』にファーストリテイリング(9983)の株式を売却しても配当金(または株主優待)は貰うことができます。
↓ファーストリテイリング(9983)の権利落ち日↓
期末配当:2023年02月27日 / 中間配当:2023年08月30日
有価証券報告書
ファーストリテイリング(9983)の最新の有価証券報告書は、44890に提出・公表されたものになります。以下のリンクから閲覧可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ファーストリテイリング(9983)は、「世界3位のSPA大手」「「ユニクロ」を世界展開」「「ジーユー」も」「中国と東南アジアが成長軸」等の特色を有し、将来的には業績の拡大が見込める企業です。
『配当』面に目を向けても、年間配当金(予想)は 230円 、配当利回りは 0.87% に達しており、インカムゲイン銘柄としてもポートフォリオに組み入れておきたいですね。
また、最低購入代金は 7,953,000円 とそれほど高くないので、投資初心者の方にもオススメな銘柄であると言えます。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m